空撮クルーが見た景色 Vol.2 ~富士山編~

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今回は航空写真の中でもとりわけ人気が高い「富士山」をご紹介致します。

みなさま御存知の通り富士山は日本で最も高い山で、その高さは3,776メートル、飛行機の高度としては約12,389feetになります。
実はだいたいこの辺りが、一般の航空写真に使う飛行機の限界高度になり、酸素マスクを着用しながら撮影する場合もあります。

富士山は静岡県と山梨県にまたがって位置しており、当社・東京エアセンターからも天気が良いとハッキリその姿を拝むことが出来ます。



さてこの富士山、地上でただ眺めている分は良いのですが、いざ撮影ミッションとして撮影するとなると、これがなかなかどうして難しいものです。

と言いますのも、当社に撮影依頼が来る場合は、基本的に何かの媒体(特に広告)に使われる場合が多いのです。
その場合、広告のメインとなるマンションだったり工場だったりを写真の中心に置いて、奥に富士山を望む、というのがお決まりですが...


なかなか撮影条件が揃わないのです!!


一般的に航空写真撮影を行う場合は、次の条件を最低限クリアする必要があります。

☆視程(※水平に見通せる距離)が十分にあること(都内から富士山までは直線距離で約90kmもあります)
☆順光の時間帯であること(逆光で撮影した場合、ターゲット、いわゆる被写体が黒く潰れてしまいます)
☆天気がよく撮影現場に雲がないこと(雲影があると地表がまるで牛柄の様になり、見栄えがよくありません)
☆上空の風が安定していること(風が強いと手ブレの原因になります。そもそも飛行機が飛べないことも...)

すべてが揃う日はなかなか無いため、その一瞬のチャンスを逃さない様にほぼ毎日天気図を分析しています。
一番残念なのが、これらの条件を満たしているのにも関らず、付近の空港を飛んでいる他の飛行機との兼ね合いで撮影エリア内での飛行許可が貰えなかったり、到着した時に気象が変わり雲で隠れてしまった場合でしょうか・・。

ちなみに東京(都庁)から富士山が見える割合は年間の約1/3~1/5だそうです。
意外に多い数字ですが、観測時間は朝の9時ですので、これは一日の中で見えやすい時間帯です。
特に夏は気温が上がるにつれて雲が広がってきますので、暖かい時期の撮影は至難の業です。



そうした厳しい条件の中で、クッキリとした富士山を写し込めた時は格別な想いがあります。
この仕事の魅力は、このような想いで撮った写真がクライアント様に気に入られ、皆様の目に留まるという達成感でしょうか?

さて、これから新緑の時期になり、撮影依頼も増えてきます。今年もがんばるぞ〜!

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